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わからないとスキンケアはできない!男性でも知っておきたい自分の肌質
「スキンケア、ちゃんとしなきゃなー
男でも身だしなみって大切だし」
こんなふうに思っているメンズは年々増え続けているようです。
きっとあなたもそのひとりだと思います。
でも、「自分の肌質?よくわからないな」という人の多いんじゃないでしょうか。
実は、人それぞれ背格好や好きな食べ物が違うように、肌質もひとりひとり違います。
サイズが合った服を着ないと快適に過ごせませんし、嫌いな食べ物ばかり食卓に並んでいたら毎日嫌になりますよね。
それと同じで、スキンケアをするなら、まずは自分の肌質を知って、それに合ったケアをすることがとても大切なんです。
また、肌は、
- 年齢
- 生活習慣
- 環境
などで変わるものです。
10〜20代のころは顔が脂っぽかったからと言って、ずっとそういうわけでもありませんし、今は肌がきれいでも、乱れた生活環境が続けば肌トラブルが多くなるかもしれません。
”今”自分の肌はどうなのかをよく見極めることが大切。
今回は、知っておきたい3つの肌質について書いてみました。
- 乾燥肌
- 脂性肌
- 混合肌
自分はどのタイプかチェックしてみてくださいね。
バリア機能が弱くトラブルも多い肌質『乾燥肌』
- 洗顔後に肌がつっぱる
- 肌がかさつくことが多い
- 粉をふくことが多い
- 肌がかゆい
- 肌が荒れやすい
こういう人は、乾燥肌なのかもしれません。
乾燥肌は、肌の1番外側にある「角質層」と呼ばれる層の水分が少ないのが特徴です。
この角質層には、皮脂やセラミドなどがあって、
- 外側の刺激、紫外線などから肌をガードする役目
- 水分をとじこめて潤いを逃がさない役目
を担っています。肌を守るとても重要なバリア機能と言えます。
乾燥肌になると、このバリア機能が力が弱まり水分が逃げやすくなるので、結果としてさまざまな肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。
つまり、毎日のスキンケアで、重点的に「保湿する」「潤いをプラスする」ということを心がけることが大切です。
乾燥肌が原因の肌トラブルとは!?
では、乾燥肌になると、どんな肌トラブルを引き起こしやすくなってしまうのでしょうか。
- 肌のかゆみ
- 肌のくすみ
- しわ・シミ
- 大人ニキビ
- 肌のひび割れ
など、様々なトラブルの原因になります。
肌質が乾燥肌になってしまうのはどうして!?
実は、メンズの乾燥肌は少数。なぜかというと、男性は皮脂分泌が盛んな人が多いので、どちらかというとテカりやすい、ベタベタしやすいなどの「脂性肌」のケースが多いからです。
乾燥肌の原因は、生まれつきの肌質(アトピー体質など)によるところが多いですが、不適切なスキンケアを繰り返すことで乾燥肌になっていることもあります。
- 洗顔のしすぎ(1日に何度も)
- 肌を強くこする
- 洗浄力が強すぎる洗顔料を使っている
などは注意必要です。
年齢的に30代以降は皮脂量も徐々に減るので、スキンケアを見直すことも大切になってきます。
男性に多くテカりやベタつきが気になる肌質「脂性肌」
- 肌がテカって脂っぽい
- 洗顔後もべたつく
- ニキビができやすい
- 毛穴がつまりやすい
こういう人は、脂性肌なのかもしれません。
脂性肌の特徴は、なんといっても皮脂分泌が多いこと。男性の半分は脂性肌と言われていますが、その理由は、男性ホルモンが皮脂分泌を促進するからです。
男性ホルモンは、10代から20代にかけてもっとも出やすいので、この時期は皮脂も多くなるというわけです。
余分な皮脂が肌に多いと、
- 過剰な皮脂が浮き出てテカってしまう
- 毛穴づまりを起こりやすくニキビなどの毛穴トラブルに
- 肌のキメが荒くなり凹凸になりやすい
など、男性が悩む肌トラブルを引き起こしやすくなります。
しかし、「脂性肌=よくない」と一方的に決めつけるのは正しくないんです。
なぜなら、皮脂分泌が多いということは、裏を返すと肌のバリア機能が高いということだからです。
肌のバリア機能が高いと、当然肌トラブルも少なくなります。
ですから、日々のスキンケアで過剰になっている皮脂を落とす習慣をつけることが大切ですね。
脂性肌が原因の肌トラブルとは!?
脂性肌は、どんな肌トラブルの原因になってしまうのかも知っておきましょう。
- テカりやギラつき
- 毛穴のトラブル
- 肌のキメが荒くなる
- 肌のくすみ
- ニキビ
また、脂性肌の人は脂漏性皮膚炎(赤ら顔)とよばれる皮膚炎を引き起こすこともあります。
赤くかゆみがある湿疹が、皮脂分泌の多いところに出るので、心当たりがあるなら早めに皮膚科を受診してみましょう。
肌質が脂っぽくなるのはどうして?脂性肌の原因
先に書いたように、男性は半分以上が脂性肌。体質が原因で脂性肌になることが多いと言われています。
ですが、脂性肌が悪化して皮脂分泌が過剰になる理由もあります。
- 洗顔をしすぎている
- 保湿を全くしていない
- ストレスが多い
- 食生活のバランスが悪い
などがそうです。
テカりやベタつきを取ろうと1日に何度も洗顔すると、必要な皮脂まで取り除いてしまいます。そのうえ保湿をしないと、体は肌を守ろうとして皮脂分泌を過剰に行うので、かえって肌はテカってしまいます。
また、ストレスや食生活の乱れなど、生活環境が悪いと脂性肌になりやすいです。
- 肌のターンオーバー(新陳代謝)が乱れる
- 自律神経が乱れる
- 脂っこい食事が皮脂を過剰にする
など、生活スタイルは肌の健康とは切っても切り離せません。
脂性肌で健康的な肌を保つためには、
- 正しい洗顔・保湿をする
- 生活環境を改善する
など、基本的なスキンケアを生活に取り入れることが大切です。
Tゾーンは脂性肌なのにほかは乾燥肌!?「混合肌」
- ベタつく部分と乾燥する部分がある
- 口元や目元はカサカサなのにTゾーンは脂っぽい
このように、オイリーな部分と乾燥する部分がある場合、「混合肌」なのかもしれません。
混合肌は、名前の通り「乾燥肌」と「脂性肌」が混ざっている肌質です。
そのため、肌のゾーンによって適切なケアをしないと、「Tゾーンはどんどん脂っぽくなっていくのに、口元は乾燥してガサガサ。。。」という状態になってしまうかもしれません。
男性で混合肌になりやすいのは、女性で言う「お肌の曲がり角」に相当する30代以降。
皮脂の分泌が減る時期にそれぞれのゾーンで差が出やすくなるのが原因、と考えられています。
混合肌のメンズが気をつけたいこと
混合肌は、
- 乾燥気味なゾーンは乾燥肌対策
- テカリ気味なゾーンは脂性肌対策
というようにゾーンに分けてスキンケアをすることが大切です。
基本的には、乾燥しやすいのが
- 目元・口元
- 頬
- 脂っぽくなりやすいのが
- Tゾーン
- あごまわり
です。
洗顔は、さきにTゾーンやあごまわりに泡をつけて洗浄力をコントロールしたり、頬や目元・口元には保湿力の高い乳液などを使う、などの細かなケアをするのがおすすめ。
先ほど「脂性肌の原因」の部分で書いたように、生活環境を見直して肌のターンオーバーや自律神経が乱れないように気をつけることも大切です。
「肌質がわからないメンズのための肌タイプ」まとめ
いかがでしたか?メンズも知っておくべき3つの肌質についてご紹介してきました。
繰り返しになりますが、自分の肌質をきちんと見極めて、それぞれにあったスキンケアをすることが大切です。
ひとつでも参考になれば幸いです。